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christinaの備忘録

てきとーに。

スポーツの強さと競技人口の相関

ほとんどの競技で、国際試合となると国ごとにはっきりした優劣が現れる事が多い。この差を説明するのによく言われるのが競技人口の違いで、選手の数が増えるほどトップ層の強さも上がるという直感的な考えだ。

世界一を決めるという話になると問題になるのはその国のトップ数十人の能力だけであって、その国の平均的な選手がどれくらい上手いかはあまり影響しないだろう。だから競技人口を増やすのは、実施するのが簡単ではない事を除けば良い考えに聞こえる。

この考えは正しそうだとずっと思っていたが、よく考えれば裏付ける証拠を見た事がなかったので少し調べてみた。

 

身体的な能力が入ると要因が増えて面倒なので、頭脳だけで決まるチェスについての結果で以下の様な図が見つかった。

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Toward a General Theory of Expertise: Prospects and Limits. K. Anders Ericsson and Jacqui Smith

グラフは国ごとのチェスプレイヤーの数と、タイトル保有者の数を表わしている。競技者数に比例してタイトル保有者も増えており、相関係数は0.82であるそうだ。

拍子抜けするほど期待通りの結果だが、競技人口が国のスポーツの強さの大部分を占めると考えて問題ないだろう。身体的な能力が影響するスポーツだと相関は弱くなるだろうが、似たような遺伝子を持つ国同士が戦った場合、やはり競技人口が大きな影響を及ぼすと言えそうだ。