christinaの備忘録

てきとーに。

ソフトウェアエンジニア10年間の給料

10年くらいソフトウェアエンジニアとして働いたのでメモがてら給料の推移を書いた

数字はだいたいです

書いた人について

大学院卒、OSS活動無し

外資系勤務

英語は外資系で生きていけるくらいには喋れる

1年目 700万

新卒で入社して基本給が年700万だった

例年ならボーナスもちょっとはもらえるはずがこの年は景気が悪くてゼロでなかなかつらかった

2年目 707万

1%給料が上がった。ボーナスは無い

3年目 710万

ボーナス3万円くらいもらえた気がする

この頃になると会社の業績がひどくなり、昇進も昇給も厳しくなってきたのでさすがに転職先を探し始める

4年目 1100万

知らない会社をエージェントから勧められてコーディング面接の練習になるかなと思って受けたら中々面白い会社で、給料も良かったのでそのまま転職。入ってみたら仕事内容も環境も前より段違いにいい会社だった

ちなみに転職後半年くらいで前の会社のチームは全員クビになった

5年目 1400万

昇進した。前の会社より技術レベルが高くて生きていけるか不安だったが特に問題なかった

6年目 1800万

景気が良い頃だったからRSU(自社株)が予想していたより多くなり年収が増えた

7年目 2000万

更にRSUもらった

8年目 1800万

2社目で結構長く働いたので外の世界を見たくて転職したので下がった。この辺りになってくると税率も高いのでちょっと下がるくらいなら別にいいかなという感じで転職

9年目 2200万

昇進した

10年目 2700万

昇給した

今後

今年は年間3000万ちょっとでここから先は頭打ちの雰囲気

なんとなく年3000万前後が東京の普通のソフトウェアエンジニアとしての限界かなと感じる。5000万以上とかを目指すにはマネジメントで上の方に行ったり技術を極めたりする必要があるが、そうするには今の自分の場合仕事に割く時間を増やしたりしないといけなくなるので考えもの。後はリスクを取ってスタートアップに行くとかもあるが言うまでもなく大変だ

とはいえ、キャリア数年の頃は3000万とか稼げる未来が見えていたわけでもないのでまたこれも変わるものなのかもしれない

年収を上げるためにしたこと

一番効いたのは英語を学んで外資系に就職する事。外資系の方が概して高給である事、英語で働ける環境に身を置けば英語の能力を伸ばし維持する事ができる事、労働環境が良い傾向にある事などから英語を勉強して新卒から外資系に入った

英語は読み書きはともかくスピーキングの経験がほぼゼロだったが、オンライン英会話を使えば1ヶ月1万前後で1日50分話せるのでそれを半年から1年続けて新卒の面接に通るくらいの英語にはなった。強制力が全く無いので気力が無いと続かないが、やる気があるなら高額な対面の英会話にお金を払ったりしなくてもなんとかなる。とはいえ、ネイティブ同士のカジュアルな会話なんかは聞き取るのもつらかったりするし自分の意見を上手く伝えられないというようなストレスは普通にある

 

その後は昇進をしたり他の外資系へ転職して給料アップしていった。面接の時も英語の練習をしたりする必要はあまりないので他のコーディング面接等に注力できるし、外資系への転職での心理的ハードルが低いというのもある

 

次に効いたのはソフトウェアエンジニアバブルの波に乗ったこと。ITが重要になることは明白だったが、日本のソフトウェアエンジニアの給料がここまで高くなるとは専攻を決めた段階では思っていなかったのでまあ運の要素が強い。これからAIでコーディングも簡略化されていくだろうからこの波がいつまで続くか分からないからもしかしたら短い波を捉えただけだったのかもしれない

 

最後に効いたのは最初の転職でいい会社に入ったこと。まああそこで面接に落ちていても似たような会社に入っていた気はするが、とはいえ良い環境でスキルセットを伸ばせたのは大きかった

 

今は新卒1年目から1000万超えもあるので、同じような道を今から辿ったらもっと稼ぎやすくなってるはず

特に名が通ったソフトウェアエンジニアでなくてもある程度の努力と運でこれくらい稼げるのはいい時代になったね